作品番号:0017346
ベルナール・カトラン 黒い帯の背景の赤いバラ
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 44.5 × 29.5 cm
- 額寸
- 69.5 × 54.0 cm
- 限定部数
- EA (150限定)
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 予約中
相場に合わせた適正価格で販売中!
価格のお問い合わせはこちら
作品の解説
パリ生まれの画家ベルナール・カトランは、静物画・風景画・女性像を主要な画題としながら、生涯にわたり花を描き続けたことで知られています。 本作は、画面を縦に貫く黒い帯を背景に、赤い薔薇の花束を配した一点です。淡いベージュの地に対して、黒い帯が垂直に走ることで画面全体に緊張感が生まれ、そこに重なり合うように咲く薔薇の赤が一段と際立って見えます。花びらの赤は一色ではなく、朱に近い赤からピンクを帯びた赤まで、微妙な諧調で描き分けられており、リトグラフならではの、同じ紙の上に幾度も刷りを重ねる手法によって生み出された深みのある発色が感じられます。 花々を受け止めるのは、無地の長方形にかたどられた白い花器で、装飾を排したその簡潔な形が、賑やかな花房と黒い帯という強いコントラストの間を静かに仲立ちしています。緑の葉は控えめに添えられ、花束全体を優しく支えています。 簡略化された構図と装飾的な色面の扱いには、マティスやボナールら近代フランス絵画からの影響もうかがえます。黒・白・赤という限られた色数の中に、静物画の新しい可能性を見出した一枚です。