作品番号:0017328
草間彌生 帽子(黄色)
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
リトグラフ
- 画寸
- 31.2 × 40.7 cm
- 額寸
- 55.0 × 63.0 cm
- レゾネ No.
- No,35
- 制作年
- 1984年
- 限定部数
- 30
- サイン
- 本人サイン
- 備考
-
ED・サイン部にぼかし加工をしております
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
1929年に長野県松本市で生まれた草間彌生は、幼少期から見え始めた幻覚のような水玉や網目の視覚体験を、生涯にわたる制作の原点としてきました。1957年に単身渡米し、ニューヨークを拠点に前衛芸術の旗手として活躍した後、1973年に帰国。1970年代末、日本で本格的に版画制作へ取り組み始めた際、最初に手がけたモチーフの一つがこの帽子でした。 身近な日用品でありながら頭という「個」を覆う存在である帽子は、自己と宇宙とを結びつける草間の世界観を託すのにふさわしい題材だったといえます。本作でも、帽子の輪郭は水玉、縞、格子、レンガ状の文様が幾重にも重なり合い、増殖と反復という草間芸術の核心をそのまま形にしています。背景を埋め尽くす網目模様は、代表作「無限の網」に通じる自己消滅的な視覚体験の延長線上にあり、一つのモチーフに宇宙的な広がりを封じ込める草間独自の手法がよく表れています。 1984年制作、エディション30部、レゾネ番号35として記録される作品で、精神の病と向き合いながら創作を続けた草間の、旺盛な生命力と幻視の世界を凝縮した一枚です。