作品番号:0017325
清水信行 赤富士
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作品の解説
本作は、画面いっぱいに描かれた雄大な富士の山肌が、燃え立つような鮮やかな朱に染まる、非常に瑞々しく生命力に満ちた逸品です。 雲海を突き抜けてそびえ立つ富士の姿と、どこまでも澄み切った清冽な青空とのコントラストが美しく、手前に描かれた深い緑の木々が全体の色彩を引き締め、神秘的な佇まいをいっそう際立たせています。岩絵具特有のざらりとした質感や、繊細に重ねられた色層が山肌の立体感を生み出しており、観る者に凛とした清らかな空気感を伝えてくれます。 1950年に京都で生まれた清水氏は、京都市立芸術大学の専攻科を修了後、日展や日仏現代美術展など数々の美術展で高い評価を受けてきました。詩情あふれる日本の風景や、情緒豊かな京都の四季、そして富士をライフワークとして描き続けており、その卓越した色彩感覚から生まれた富士の作品は、ユニセフのグリーティングカードや年賀はがきにも採用され、国内外で広く親しまれています。 4号という飾りやすいサイズでありながら、空間をパッと明るく清々しく彩るような、心地よい緊張感と温かみを兼ね備えた一作です。