作品番号:0017316
藤田嗣治 二人の子供
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
ポアント・セッシュ
オーフォルト
- 画寸
- 33.1 × 25.2 cm
- 額寸
- 66.7 × 58.1 cm
- 限定部数
- 100
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
本作は、藤田氏がその生涯において数多く描き、愛し続けた重要なテーマの一つである「子供」を題材にした名作です。 寄り添う二人の子供たちの、どこか憂いを帯びた無垢な瞳や、柔らかそうな髪の質感が、非常に繊細なタッチで捉えられています。技法には、銅版画のオーフォルト(エッチング)とポワントセッシュ(ドライポイント)が用いられており、極細の針で刻まれた緻密な輪郭線が、藤田芸術の代名詞である「素晴らしき乳白色の肌」を思わせる、淡く滑らかな陰影を美しく引き立てています。 1886年に東京で生まれた藤田氏は、東京美術学校を卒業後に渡仏。1920年代のパリでピカソやモディリアーニらと交流し、独自の繊細な線描と透き通るような白の表現で一躍時代の寵児となりました。晩年はフランスに帰化し、カトリックの洗礼を受けて洗礼名「レオナール」を授かるなど、西洋と東洋の美意識を融合させた独自の絵画世界を確立しました。 藤田氏が子供たちの内面にある純真さと、特有のはかなさを独自の線描で表現した本作は、観るたびに深いノスタルジーと安らぎを与えてくれます。世界的な人気を誇る藤田氏の卓越した版画技術と、子供たちへ注がれた温かな眼差しが息づく、時を超えて愛され続ける一作です。