作品番号:0017295
瀧下和之 昇龍図
作品画像
作品の詳細
- 技法
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ミクストメディア
- 画寸
- 80.3 × 32.6 cm
- 額寸
- 101.2 × 53.2 cm
- 制作年
- 2006年
- 備考
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共シール
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
天空を貫くように、一頭の龍が画面を縦断します。鱗ひとつひとつに金と灰青の陰影が刻まれ、胴体はS字を描きながら下方から頭上へとうねり上がる。口をわずかに開き、橙色に光る眼で眼下を見据えた龍の顔は、静かな威厳をたたえており、見る者をその視線の先へと引き込みます。 背景には淡いシルバーグレーの空が広がり、金と緑青色の雲が帯状に横切ります。画面の下方には三日月と点々と散る星が静かに配され、龍が夜天から昇りゆく瞬間を切り取っています。鮮烈な緑の鬣と尻尾、朱色の爪先が、落ち着いた地色のなかで鮮やかなアクセントとなり、瀧下ならではの色彩感覚が端々に宿っています。 瀧下和之は1975年熊本県生まれ。東京藝術大学大学院(中島千波研究室)修了後、2005年より画業に専念。ライフワークである「桃太郎図」シリーズで広く知られるほか、龍・風神雷神・相撲図など古典的主題も手がけ、独自の線描と色彩によって現代的な絵師として高い評価を得ています。本作は、木製パネルに彫刻刀で線を刻み込む同氏の技法と、ミクストメディアの重厚な質感とが相まって、平面でありながら彫刻的な存在感を放つ一点です。 画寸80.3×32.6cmの縦長フォーマットが、昇る龍の動勢をそのまま体現しています。