作品番号:0017291
村上隆 An Homage to Monogold, 1960 C
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
オフセットプリント
- 画寸
- 73.8 × 53.0 cm
- 制作年
- 2012年
- 限定部数
- 300
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
画面いっぱいに咲き乱れる無数の笑顔の花々が、見る者に溢れんばかりの生命力を伝える一作です。黄色を基調としながら、白・オレンジ・茶・ピンクとさまざまな色合いの花が重なり合い、隙間なく画面を埋め尽くしています。それぞれの花は中心に愛らしい顔を持ち、表情も色も微妙に異なることで、単調さとは無縁の豊かなリズムが生まれています。 タイトルにある「Monogold(モノゴールド)」とは、フランスの前衛芸術家イヴ・クラインが1960年代に制作した、金箔を用いたモノクローム作品群を指します。クラインが「黄金の沈黙」とも呼ぶべき金一色の画面に込めた非物質的・精神的な輝きを、村上隆は自身のトレードマークである笑顔の花というモチーフで読み替え、溢れる生気と陽気さへと転換してみせました。西洋の前衛美術への深いリスペクトを保ちながら、日本のポップカルチャーやアニメの文脈を重ね合わせる——これはまさに村上が長年追求してきた「スーパーフラット」の精神の体現といえるでしょう。 本作はオフセット印刷、エディション300部の版画作品です。村上隆のシグネチャーモチーフが持つ明快な楽しさと、美術史に対する鋭い批評眼が共存する一点です。壁に飾るたびに、その黄金の輝きと無数の笑顔が空間を明るく活気づけてくれることでしょう。