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ジャン・マリ・ザッキの新着作品を
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コルシカ生まれの巨匠ジャン・マリ・ザッキが、地中海の風と光を20センチ四方のカンヴァスに凝縮させた小品です。 オレンジと黄土色の岩肌が画面下部を占め、そこから数本の幹が大胆に画面を貫き、力強い暗緑色の樹冠を押し上げています。ザッキがコルシカや南仏の風景の中で繰り返し見出してきた原風景——岩と幹と樹冠が織りなすこの構図に、温かなオレンジと白の光が満ちあふれ、風を帯びた陽光そのものが絵具となって溢れ出すような明るさに包まれています。 ペインティングナイフで豪快に盛り上げられた絵具の肌は厚く重なり合い、風に揺れる葉の気配が指先にまで伝わってくるようです。温かな岩の色と深く涼やかな緑——2つの世界が幹を軸にぶつかり合う場所に、風の通り道が生まれています。 ザッキが大切にする「色・リズム・光」の三要素が、この小さな画面の中でいきいきと躍動しています。耳を澄ませば、木の葉がざわめく音がどこからともなく聞こえてくるかもしれません。 手のひらに収まるほどの小品でありながら、地中海の風と光を丸ごと閉じ込めたような存在感を放つ、ザッキならではの豊かな一枚です。

