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画面を斜めに貫く光の束に押し出されるように、馬たちが砂塵を蹴立てながら勢いよく駆け抜けてゆきます。鬣をなびかせ四肢を大きく広げた群れの姿には力強い生命力がみなぎり、見る者はその躍動感にぐっと引き込まれます。 和歌山県生まれの洋画家・中畑艸人は、独学で水彩画を学んだ後、1938年に上京して洋画家・硲伊之助に師事し、油彩画の道へ進みました。1950年代頃から馬を主題とするようになり、国内の牧場や競馬場に足を運ぶかたわら、欧米にも渡って取材を重ね、躍動感あふれる独自の馬画の世界を確立しました。ロンドンの「ホース・アーティスト・オブ・ザ・ワールド」にも度々招待出品されるなど、その名は国際的にも広く知られています。一水会運営委員、日本中央競馬会馬事文化賞選考委員も務め、日本の馬文化に深く貢献した画家でもありました。 馬を愛し、馬とともに生きた画家が描き続けた躍動の世界。本作はその真骨頂ともいえる一点です。東美鑑定評価機構の鑑定証が付属しており、確かな真作としてお手元にお迎えいただけます。