作品番号:0017256
野村義照 冬のマントバ
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作品の解説
野村義照による《冬のマントバ》は、イタリア北部の古都マントヴァを主題に、冬の静寂と澄んだ夜気を幻想的に描き出した日本画作品です。 深く透き通る青を基調とした画面には、古い城壁や教会、橋梁の姿が柔らかな光の中に浮かび上がり、水辺には街並みの気配が静かに溶け込んでいます。 点描のように散りばめられた白い光は、雪や星明かりを思わせ、画面全体に詩情豊かな空気感をもたらしています。 野村義照はヨーロッパ各地の歴史ある街並みを題材に、抒情性と装飾性を兼ね備えた独自の風景表現で知られます。 本作でも、現実の景観を超えて、静謐な記憶や夢想の世界へと誘うような幻想美が際立っています。 P30号の大画面ならではの奥行きと包み込むような青の広がりは、空間に豊かな余韻を与える見応えある一点です。