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名和晃平《VELVET-VIA-WALL(NB)》は、矩形の支持体に大小の球体をまとわせ、物質の表面と知覚の関係を静かに問いかける一作です。 深いネイビーブルーのベルベット状の質感は、光を吸い込むような沈黙を湛え、周囲の透明なケースとの対比によって、作品の存在感をいっそう際立たせています。 球体は細胞や泡、あるいは情報の粒子のように増殖し、硬質な矩形の輪郭に有機的な揺らぎを与えています。 名和晃平が一貫して探究してきた、表皮、粒子、視覚の変容といった主題が、凝縮された立体として表れた作品です。 小品ながらも、静けさと緊張感を併せ持つ現代的な存在感が魅力です。