作品番号:0017198

長谷川潔 コクリコ、野花[コップに挿した種子草]

作品画像

長谷川潔「コクリコ、野花[コップに挿した種子草]」ポアント・セッシュ

作品の詳細

技法

ポアント・セッシュ

画寸
23.8 × 18.6 cm
レゾネ No.
No.221
制作年
1931年
限定部数
35
サイン
本人サイン
在庫状況
在庫あり
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作品の解説

長谷川潔《コクリコ、野花[コップに挿した種子草]》は、可憐な野花を小さなコップに挿した簡潔な主題のなかに、静かな緊張感と詩情を湛えた秀作です。
線の震えや抑制された陰影によって、花弁のやわらかさ、茎の繊細な動き、ガラス器の透明感が端正に描き分けられ、余白の広がる画面には澄んだ空気が満ちています。
とりわけコクリコの花は、可憐でありながらどこか翳りを帯びた存在感を見せ、野の草花が持つ儚さと気品とを印象深く伝えています。
長谷川潔は1918年以降パリを拠点に活躍し、銅版画、とりわけメゾチントやポアント・セッシュの分野で国際的に高い評価を築いた作家です。
本作は1931年制作のポアント・セッシュによる一点で、長谷川の静物表現の洗練と精神性の萌芽を感じさせます。
日常の小さな花々を通して、物の存在そのものを静かに見つめる、長谷川潔ならではの清澄な世界がよく表れた作品です。

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