作品番号:0017194
平松礼二 日本の新しい朝の光
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作品の解説
平松礼二《日本の新しい朝の光》は、金地を思わせる明るい空間に、青海波のような深い群青のうねりと、白・紅・黄・朱に彩られた花の山を配し、日本の自然と祈りの心を華やかに象徴化した作品です。 富士を思わせる端正な三角形の量塊は、四季の彩りと朝日の気配を宿し、静かな祝祭感と希望に満ちた画面をつくり出しています。 平松礼二は1941年東京生まれの日本画家で、伝統的な日本美の意匠を基盤としながら、印象派や西洋絵画の光の感覚も取り込み、現代的で詩情豊かな日本画表現を確立しました。 とりわけ琳派的な装飾性、余白の美、季節感を洗練された色彩で再構成する点に特色があり、本作にも、日本の風景と精神文化を新しい時代の光として捉え直す、作家ならではの温かなまなざしがよく表れています。