作品番号:0017187
金丸悠児 微睡みの町-ヒツジ-
作品画像
作品の解説
金丸悠児による《微睡みの町-ヒツジ-》は、街並みと動物の姿、記憶の断片のようなモティーフを重ね合わせ、夢とうつつの境をたゆたうような不思議な世界を描いた作品です。 羊の横顔の内部に家並みや風車、小さな道や樹々が宿り、一つの生き物のなかに町の時間や気配が折り重なる構成は、見る者の想像を静かに広げていきます。 擦れやひび割れを思わせる質感、古い紙片のようなコラージュ的要素も、懐かしさと幻想性を深めています。 金丸悠児は、動物や人物、都市や自然の断片を詩的に結びつけ、物語性と装飾性をあわせもつ独自の世界を築いてきた現代作家です。 本作にも、現実の風景をそのまま描くのではなく、記憶や感情の層として再構成する、この作家ならではの繊細な感性がよく表れています。