作品番号:0017178
上村淳之 冬 つる
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
エッチング
- 画寸
- 26.0 × 27.0 cm
- 限定部数
- 185
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
上村淳之《冬 つる》は、凛とした冬の静寂のなかに、一羽の鶴の気高さと生命の張りを端正に映し出した作品です。 淡い灰色の余白を大きく生かした画面の中央に、羽をひろげて鳴く鶴の姿が配され、その伸びやかな首筋、細く長い脚、白い羽のやわらかな広がりが、きわめて清澄な気品をたたえています。 赤い頭頂と黄色い嘴が静かな画面にほのかなアクセントを添え、簡潔な色彩のなかに冬の冴えた空気や、澄みきった光までも感じさせます。 上村淳之は鳥たちの姿を精緻に観察しながら、写実を超えた詩情と格調を作品に宿してきましたが、本作にもその美意識が端的にあらわれています。 鶴という吉祥性を帯びた主題を通して、自然への深いまなざしと日本的な静謐の美とが結晶した、格調高い魅力をもつ作品です。