作品番号:0017177
瀧下和之 桃太郎図 鬼ヶ島でぴょんぴょん。
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
アクアチント
- 画寸
- 24.5 × 33.5 cm
- 額寸
- 48.5 × 57.0 cm
- 制作年
- 2023年
- 限定部数
- 88
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
瀧下和之が描く鬼たちは、昔話における畏怖の対象でありながら、同時にどこか無邪気で人間味を帯びた存在として立ち現れます。本作では、赤鬼と黄鬼が手を取り合うように跳ねる姿が画面中央に配され、題名の「ぴょんぴょん」に呼応する軽快な律動が全体を満たしています。鋭い牙や角、険しい目つきといった鬼の象徴的な意匠を備えながらも、その身振りはむしろ愛らしく、見る者に緊張よりも親しみと可笑しみをもたらします。背景には青から黄へと移ろう空のグラデーションと丸い月が簡潔に置かれ、広々とした余白のなかに詩情ある場面が静かに広がります。明快な赤、黄、黒の配色は瀧下作品に通底するポップな魅力を際立たせる一方、アクアチントならではのやわらかな階調が、単純化された形態に奥行きと温度を添えています。鬼ヶ島という舞台を借りながら、善悪の図式を超えて生命の躍動や遊びの精神を映し出している点に、この作品の大きな魅力があるといえるでしょう。