作品番号:0017045
片岡球子 富士
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
日本画
- 画寸
- P15号
- 額寸
- 71.5 × 86.5 cm
- 鑑定
-
東美鑑定評価機構鑑定証
- 備考
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共シール
1984年頃(推定)
- 在庫状況
- 在庫あり
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作品の解説
片岡球子は、昭和から平成にかけて活躍し、日本画に鮮烈な色彩と力強い造形をもたらした画家です。女子美術専門学校(現・女子美術大学)日本画科を修了後、日本美術院同人として活動し、愛知県立芸術大学教授を務めるなど後進の育成にも尽力しました。とりわけ富士山を主題とする作品群は、彼女のライフワークとして知られ、祝祭性と精神的高揚を併せ持つ独自の表現で高く評価されています。1989年には文化勲章を受章しました。《富士》は、片岡球子による直筆の日本画作品であり、画家自身の筆致と色彩感覚がダイレクトに伝わる一作です。大胆な輪郭線と鮮やかな色面によって描かれた富士山は、単なる自然描写を超え、吉兆や生命力の象徴として画面に立ち上がっています。岩絵具ならではの発色と厚みのある描写は、版画では得られない物質感と迫力を備え、球子芸術の核心を感じさせます。本作は、長年にわたり富士を描き続けた片岡球子の制作姿勢と、日本画としての完成度の高さを併せて味わうことのできる貴重な作品といえるでしょう。