作品番号:0017044
本多 翔 龍王峡
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作品の解説
本多翔は1986年千葉県生まれの日本画家で、東京芸術大学美術学部日本画専攻を2013年に修了、同大学院美術研究科修士課程も修了した作家です。春の院展や再興院展など主要公募展にたびたび入選し、碧い岩見の芸術祭 全国美術大学選抜日本画展の準大賞・奨励賞、郷さくら美術館 桜花賞展 優秀賞など多数の受賞歴を重ねるほか、国内外で個展を開催、ロンドン・Saatchi Galleryへの作品出展など国際的な活動も行っています。日本美術院院友として活躍しており、自然の気配を岩絵具で表現する感性が高く評価されています。 《龍王峽》は、直筆の日本画作品として描かれた一点物です。本作は、豊かな山々と渓谷が織りなす風景の中でも、特に奥深い自然の息吹と岩肌の隆起が印象的な「龍王峽」を題材にしています。岩絵具や膠(にかわ)による繊細で重層的な色彩表現によって、峡谷の陰影や木々の生命力が画面に躍動します。岩の質感や光の差す方向を丁寧に捉える筆致は、単なる風景描写を越えて、自然そのものの存在感や風の匂いまでも感じさせるようです。本多翔の作品に共通する、自然への深い観察と詩的感受性が色濃く表れた一作です。