作品番号:0017030
- 作家名
- 棟方志功
- 作品名
- 宙舞双妃の柵
- 技法
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板画
- 画寸
- 39.0 × 31.0 cm
- 額寸
- 62.5 × 55.0 cm
- 鑑定
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棟方志功鑑定委員会(旧)
- 在庫状況
- 在庫あり
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棟方志功が生涯追い求めた精神性と生命力が凝縮された板画(木版画)作品です。題名にある「宙舞」は、地上の理を超えて舞う存在を示唆し、「双妃」は二人の女性的な神性、あるいは霊的存在を象徴しています。「柵(さく)」とは複数図から成る連作・組作品を意味し、本作も複数の画面によって一つの物語的・象徴的世界を構成しています。 棟方は自らの版画を「板画」と呼び、下絵に頼らず、木と直接向き合いながら彫り進めることで、素材そのものの力と人間の魂が交感する瞬間を重視しました。本作においても、力強く奔放な線、誇張された人体表現、余白を恐れない大胆な構成が画面に躍動感を与えています。人物は写実を超え、まるで祈りや祝祭の中で宙を舞う存在のように描かれ、観る者に原始的なエネルギーと高揚感を伝えます。 「宙舞双妃の柵」は、民俗的・宗教的イメージと棟方独自の直観的表現が結びついた作品であり、人間の根源的な生命力や精神の解放を象徴的に表した一作といえるでしょう。棟方志功の芸術理念である「美は我に在らず、板に在り」という思想が、鮮烈に体現されています。