作品番号:0016976
原雅幸 古城と月
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作品の解説
原雅幸の《古城と月》は、夜空に浮かぶ月と古城の静謐な佇まいを描いた風景画です。写実表現を基盤としながら、光と空気感を丁寧に捉えることで、現実の風景を超えた詩情が画面全体に漂います。抑制の効いた色調と安定した構図は、見る者を静かな時間へと誘い、風景そのものが持つ「記憶」や「余韻」を感じさせます。 原雅幸は大阪府出身の洋画家で、多摩美術大学卒業後、国内外で精力的に制作・発表を続けてきました。若くしてニューヨークでの発表を経験し、安井賞展入選などを経て評価を確立。1990年代後半からは英国を拠点に制作を行い、写実絵画の可能性を追求し続けています。ホキ美術館をはじめとする美術館収蔵も多く、静謐で精神性の高い風景表現は現在も高く評価されています。