作品番号:0016937
浜口陽三 巻貝
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
メゾチント
- 画寸
- 8.0 × 9.5 cm
- 額寸
- 27.5 × 33.0 cm
- レゾネ No.
- No,80
- 制作年
- 1959年
- 限定部数
- 50
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
銅版画家 浜口陽三 による《巻貝》は、繊細な描写と光の微妙な階調が特徴のメゾチント技法によって制作された作品です。本作は1959年制作の限定50部・本人サイン入りで、小品ながらも浜口作品の特質を端的に示しています。浜口は20世紀においてメゾチント技法の復興に寄与した作家として国際的に高く評価され、対象を黒や濃色の背景から浮かび上がらせるような照明と質感表現に特徴があります。単なる静物としての貝のモチーフは、黒に近い背景との対比によって質量感と陰影を強調され、対象の形態が持つ造形美が鮮やかに伝わってきます。小さな画面の中に確かな存在感を生む構成は、浜口の版画技法の熟達と観察眼の鋭さを如実に示しており、近代版画史におけるメゾチント表現の到達点の一端を味わえる一作です。