作品番号:0016845
平山郁夫 薬師寺夕べ
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
木版画
- 画寸
- 49.0 × 71.2 cm
- 額寸
- 74.0 × 94.5 cm
- 制作年
- 2004年
- 限定部数
- 170
- サイン
- 本人サイン
- 在庫状況
- 予約中
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作品の解説
平山郁夫「薬師寺夕べ」は、奈良・薬師寺の伽藍を主題に、夕暮れ時の静謐な情景を描いた作品である。沈みゆく陽光に包まれた堂塔は、鮮やかさを抑えた色調の中に穏やかな輝きを宿し、悠久の時間を感じさせる佇まいを見せている。 画面全体は簡潔で安定した構成を持ち、建築の輪郭や配置は端正に整理されている。夕景特有の柔らかな光と澄んだ空気感は、過度な演出を避けた筆致によって表現され、宗教建築が持つ精神性や静けさが画面に自然と立ち上がってくる点が印象的である。 平山郁夫は、日本画の伝統を基盤に、古都や仏教文化を題材とした作品を数多く残してきた画家であり、本作においても、文化遺産に向けられた深い敬意と祈りにも似たまなざしが感じられる。「薬師寺夕べ」は、歴史と信仰、そして静かな時間の流れを一体として描き出した、平山芸術を象徴する一作といえるだろう。