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仲裕行の新着作品を
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仲裕行による本作は、華やかな民族衣装をまとった女性像を通して、異文化へのまなざしと、人物の内に宿る気品とを繊細に描き出した一作です。 やわらかな桃金色の背景の前に立つ女性は、わずかに視線を横へ流し、ほほえみを含むような穏やかな表情を見せていますが、その控えめな仕草のなかに、凜とした自立した美しさが静かに息づいています。 深い青を基調とする衣装には、赤や銀灰、白を交えた精緻な文様が丁寧に施され、頭飾りや耳飾りに至るまで、装身の細部が画面に豊かな装飾性と格調をもたらしています。 とりわけ、人物のなめらかな肌の表現と、文様の反復が生む律動との対比が美しく、写実性と意匠性とが高い水準で調和している点が印象的です。 異国の装いを単なる風俗的興味にとどめず、一人の女性の静かな人格と詩情ある存在感として描き上げているところに、この作品の大きな魅力があるでしょう。 華やかでありながら落ち着きを失わず、見る者にやさしい余韻と洗練された美意識を伝える作品です。