作品番号:0016597
- 作家名
- 林喜市郎
- 作品名
- 奥飛騨白川郷
- 技法
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油彩
- 画寸
- 10号
- 額寸
- 71.0 × 63.4 cm
- 鑑定
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林喜市郎鑑定委員会
- 在庫状況
- 在庫あり
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林喜市郎は大正期に生まれ、洋画を基盤に日本の風土や民家、山里の風景を生涯描き続けた写実派の画家である。過度な演出を排し、自然と人の営みが静かに共存する情景を、誠実な筆致で表現する姿勢に一貫性がある。本作《奥飛騨白川郷》では、合掌造りの民家が秋の山里に佇む姿を、穏やかな光の中に捉えている。茅葺屋根の量感や、年月を経た木肌の質感が丁寧に描写され、背景の山々や色づく草木が季節の移ろいを静かに語りかける。人影を描かずとも、生活の気配が濃厚に感じられる点に林芸術の本質がある。日本の原風景への深い敬意と、失われゆく里の記憶を留めようとする画家の眼差しが、温かな余韻となって心に残る一作である。