挿画本『オデッセイ』 L’ODYSSÉE
オデッセイⅡ:アルシーノの許のユリシーズ
『オデッセイ』は古代ギリシアの詩人、ホメロスの長編叙事詩。英雄オデュッセウス(ラテン語名ユリシーズ)が、トロイア戦争から妃ペーネロペイアの待つ故国イタケーに凱旋するまでの漂流譚である。一つ目の巨人ポリュフェモス、海神ポセイドン、魔女キルケー、うるわしい仙女カリュプソが次々とオデュッセウスの旅路を妨げる。ようやく帰還を果たした主人公は、かつて妻に求愛した男たちを皆殺しにし、夫婦はお互いの忠誠心を確かめるのであった。 シャガールは2年余りの歳月をかけ、ダブルページ(見開き)6点を含む43点のカラーリトグラフを制作しました。晩年を代表する傑作と評価されています。 本作を元に1989年にはグラノリトという技法でドイツ語版も出版されています。
技法 | リトグラフ |
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画寸 | 42.0 × 64.0 cm |
額寸 | 74.3 × 92.6 cm |
紙寸 | 53.7 × 69.4 cm |
用紙 | 和紙 |
レゾネNo. | M.791 |
制作年 | 1975年 |
限定部数 | 30 |
サイン | 本人サイン |
版元 | Fernand Mourlot, Paris |
在庫状況 | 在庫あり |
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シャガールについて
「色彩の魔術師」といわれる豊麗な色、空中を浮遊する超現実的幻想、詩情などで独自の世界を展開。 銅板、リトグラフによる多数の挿画本、版画を制作。世界画壇の最高峰として市場人気が高い。