作品番号:0016511
戸屋勝利 桜図
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作品の解説
戸屋勝利(とや かつとし)は、東京藝術大学美術学部工芸科を卒業後、同大学大学院染織専攻を修了した作家です。金属・漆・染織など多様な素材の研究を背景に、日本の歴史文化や安土桃山の美意識を主題とした独自の日本画表現を展開しています。戦国武将や桃山文化を題材とした作品や歴史小説の装丁画なども多く手がけ、全国の百貨店や画廊で個展を重ねるなど幅広く活動しています。 本作《桜図》は、満開の桜を大きく画面に配し、その背後に鮮やかな朱の円を据えた印象的な構図の作品です。金地の背景と朱の円、淡い桜花の重なりによって、日本的な装飾美と華やかな春の情景が象徴的に表現されています。装飾的でありながら奥行きのある色彩構成は、桃山美術の華麗さを思わせ、戸屋勝利の日本的美意識と現代的感覚が融合した作品世界をよく示しています。