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篠田桃紅の新着作品を
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2001年制作のリトグラフに手彩を施した作品で、限定35部・本人サイン入りの版画作品です。 リトグラフは石版画の技法を用い、墨の濃淡と筆致のニュアンスを版上に写し取ることで、紙本の墨表現に近い質感を実現しています。 篠田桃紅は、幼少期から書を学び、戦後は書道の形式を超えた抽象墨象を追求した美術家として国内外で高く評価されました。 「DUET」 というタイトルが示すように、画面上では線や形が互いに呼応しあい、まるで二重奏(デュエット)のようにリズミカルに響き合います。 黒の墨色と柔らかな手彩による色調が、静と動、光と影の対比を生み出し、鑑賞者に内的な余韻を感じさせる抽象的空間を提示しています。 具体的なモチーフを持たない本作は、視覚的な対話と調和を通して観る者の感覚に語りかけ、篠田の詩的な美意識が凝縮された一作です。墨と色彩が織り成すリズムは、作品名が示すように“二重奏”として響き合い、深い静謐さと調和の感覚を感じさせます。

