作品番号:0016407
- 作家名
- 小泉淳作
- 作品名
- 墨牡丹図
- 技法
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紙本彩色
- 画寸
- 79.9 × 39.1 cm
- 額寸
- 99.0 × 58.3 cm
- 鑑定
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東京美術俱楽部鑑定
- 備考
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共板
- 在庫状況
- 在庫あり
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次第に蕾が膨らんでやがて開き始めてから三日は咲いている。それをジッと執拗に観察しているとなかなか面白い。初めのころの清純な匂うような美しさから次第に成熟して豊満となり、果ては己の重さに耐えかねて崩れた姿となり、やがて一つ、二つと花びらが散っていく。私は絵に描く場合、その刹那の形をとらえるのではなく、このような時間の経過による観察の映像を繰り返し脳裏に刻んでそのイメージをダブらせて一枚の画面に描いたりする。(文芸春秋刊『随想』より抜粋)