作品番号:0016272
大矢亮 紅焔
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作品の解説
大矢亮による本作《紅焔》は、燃え立つような深紅の牡丹を大きく捉え、その名のとおり炎のような生命力と、気高い華やぎとをあわせて描き出した日本画です。大矢は1974年名古屋市生まれ。愛知県立芸術大学日本画科を卒業し、同大学大学院を修了。日本美術院に属し、院展・春の院展で研鑽を重ねてきた作家です。 本作では、幾重にも重なる花弁の濃密な赤が、朽ちた壁のような質感をもつ背景の上に鮮烈に浮かび上がり、牡丹の富貴さに加えて、内側から噴き上がるような熱や気配までも感じさせます。つぼみと葉の抑えた色調が主花を引き立て、華麗でありながら静かな緊張感を宿した、印象深い作品です。