作品番号:0016042
- 作家名
- 青木敏郎
- 作品名
- 果実と楽譜
- 技法
-
油彩
- 画寸
- 6号
- 額寸
- 55.0 × 65.0 cm
- 在庫状況
- 在庫あり
相場に合わせた適正価格で販売中!
価格のお問い合わせはこちら
青木敏郎の《果実と楽譜》は、赤い文様布の上に果実や陶器、グラスを配し、その背後に楽譜を据えた静物画である。葡萄や無花果、赤い実の瑞々しさは丁寧な筆致によって写実的に描かれ、陶器の滑らかな質感やガラスの透明感との対比が画面に豊かな奥行きを与えている。背景に配された楽譜は、視覚的リズムと時間性を画面にもたらし、静止したモチーフの中に音楽的な余韻を感じさせる要素として機能している。落ち着いた色調の中に、赤や緑の彩りが効果的に配され、静謐でありながら緊張感を保った構成が印象的である。 青木敏郎は、徹底した観察に基づく写実表現を基盤に、風景画や静物画を通して光と空間の在り方を追求してきた洋画家である。本作《果実と楽譜》は、確かな描写力に加え、造形的構成と詩情性が融合した、青木敏郎の静物画の魅力をよく示す一作といえる。