作品番号:0015268
アルフォンス・マリア・ミュシャ WINTER OF THE SEASONS・1896
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作品の解説
アルフォンス・ミュシャによる《WINTER OF THE SEASONS・1896》は、四季連作のうち「冬」を主題とした作品で、厳しい寒さの季節を、象徴的で優美な女性像へと置き換えた、ミュシャ芸術の魅力がよく表れた一作です。 身を包む淡い青緑の衣やフードは、冬の冷気と静けさを思わせる一方、やわらかな身体の曲線と繊細な表情は、寒さのなかに宿る詩情と気品を感じさせます。 雪をいただいた枝や寄り添う小鳥たちは、凍てつく自然の気配を伝えながらも、画面全体にやさしい生命感を添えています。 ミュシャは、植物文様と女性像を優雅に融合させ、装飾性の高い画面のなかに季節や感情までも封じ込めることに長けた画家ですが、本作にもその資質が端的に表れています。 冬を単なる寒冷の季節ではなく、静謐で夢見るような美の世界として描き出しているところに、この作品ならではの深い魅力があるでしょう。