作品番号:0014127
小浦昇 ENCYCLOPEDIA
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作品の解説
抜けるような青空に、雲を纏った一冊の本が静かに浮かぶ——。 大地を縫うように流れる幾筋かの川は、知識へと向かうさまざまな探求の旅路を思わせます。 分岐し、交わり、それぞれの方角へと注いでゆく流れの先に待つのは、無限に広がる空と、空そのものを宿した「百科事典」。 知ることへの憧れ、まだ見ぬ世界への好奇心——そうした人間の根源的な欲求を、小浦昇は詩的なシュルレアリスム表現によって鮮やかに可視化しています。 本の表紙に映し込まれた雲は、書物の中に宇宙が宿ることを静かに示唆しており、見る者の想像力をどこまでも解き放ちます。 鮮やかなブルーと清澄な大気感は、銅版画ならではの繊細な色調表現によって実現されており、眺めるたびに静かな高揚感と、どこか懐かしいような爽快感をもたらしてくれます。 書斎や書棚のそばに飾れば、日々の知的営みにそっと寄り添う一枚に。 また、リビングや玄関など人目につく場所に掛けても、空間に知的な奥行きと開放感を与えてくれる作品です。