作品番号:0013985
柳沢正人 大聖堂の朝
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作品の解説
荘厳な大聖堂を包み込む、澄み切った朝の光が印象的な作品です。 画面いっぱいに広がる建築の重厚感と、その合間をやわらかく照らす光の表現によって、静寂の中に漂う神聖な空気が感じられます。石造建築の緻密な描写には、柳沢正人ならではの繊細な観察眼と、日本画的な情緒が息づいています。 柳沢正人は東京藝術大学大学院修了後、イタリア・フィレンツェでの研修を経験し、ヨーロッパの歴史建築や街並みを数多く作品化してきました。特にフィレンツェやミラノの大聖堂を題材にした作品群では、壮麗な建築美と静かな精神性を融合させた独自の世界観を築いています。 本作「大聖堂の朝」でも、異国の歴史ある風景を単なる写実にとどめず、“祈り”や“時間の積み重ね”まで感じさせるような奥行きへと昇華しています。朝の清らかな空気とともに、観る人の心を静かに整えてくれる一枚です。