作品番号:0013955
山中雅彦 芍薬と果物
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作品の解説
洋画家・山中雅彦(やまなか まさひこ)は1981年に白日会にて佳作賞を受賞し会友となり、1983年には白日会T賞・奨励賞を受賞、1984年に白日会会員へ推挙されるなど、日本の写実洋画の分野で評価を確立した作家である。 花や果物を題材とした静物画を得意とし、緻密な描写によって対象の質感や光の表情を丁寧に描き出す作風で知られている。 本作「芍薬と果物」は、豊かに咲き誇る芍薬の花と瑞々しい葡萄を組み合わせた静物画である。 幾重にも重なる花弁の柔らかな質感と、光を受けて輝く葡萄の透明感が細密な筆致によって表現され、画面に豊かな存在感を生み出している。 落ち着いた背景の布の質感と卓上の静かな空間構成によって、花と果実の美しさが際立ち、古典的な静物画の気品を感じさせる。 山中雅彦の卓越した写実描写と静物表現の魅力が存分に表れた、格調高い作品である。