ブロンドの女
1931年に描かれた水彩作品「若い女の横顔」を元に、1935年に高見沢木版社(現・高見沢木版研究所)にて制作された木版画で、描かれている女性は藤田の4人目の妻であるマドレーヌ・ルクーがモデルです。どこか甘えるような仕草と表情が愛らしい逸品です。
技法 | 木版画 |
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画寸 | 34.0 × 24.5 cm |
制作年 | 1935年 |
サイン | 刷り込みサイン |
在庫状況 | 在庫あり |
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藤田嗣治について
東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される「乳白色の肌」の優美な美しさは、多くの人々の心をとらえました。その後中南米を旅行して日本に帰国し、二科展で活躍するとともに、第二次世界大戦中は戦争画も描きます。大戦が終わるとフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。