作品番号:0013477
- 作家名
- 松井ヨシアキ
- 作品名
- アルルカンのいる舗道
- 技法
-
油彩
- 画寸
- 20号
- 額寸
- 89.0 × 77.0 cm
- 在庫状況
- 在庫あり
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松井ヨシアキの《アルルカンのいる舗道》は、都市の片隅を舞台に、アルルカン(道化)の姿を象徴的に描いた油彩作品である。褐色や緑を基調とした建物群は歪みを帯び、舗道の奥へと続く階段や窓は、現実の都市でありながら夢の中の風景のような不安定さを湛えている。画面前景に立つアルルカンは、花束を抱えながらもどこか頼りなく、祝祭と孤独が同時に存在する存在として描かれる。その姿は、街に生きる人間の希望や哀愁、仮面の下に隠された内面を暗示している。 松井ヨシアキは、戦後日本洋画壇において、都市、時間、記憶を主題に、具象と抽象を行き交う独自の画風を築いた画家である。アルルカンは松井作品に繰り返し登場する重要なモチーフであり、人間存在の不確かさや演じられる自己を象徴する存在として位置づけられている。本作《アルルカンのいる舗道》は、都市風景と寓話性を融合させ、松井芸術の詩情と思想性を端的に示す一作といえる。