作品番号:0013345
浜口陽三 ぶどう
作品画像
作品の詳細
- 技法
-
メゾチント
- 画寸
- 29.0 × 34.2 cm
- 額寸
- 53.5 × 56.5 cm
- レゾネ No.
- No.45
- 制作年
- 1955年
- 限定部数
- 50
- サイン
- 本人サイン
- 所蔵
- 国立国際美術館
- 在庫状況
- 売却済
作品の解説
浜口陽三《ぶどう(Grapes)》は、1955年に制作されたメゾチント作品です。浜口陽三は、深い黒の階調と静かな光の表現によって独自の版画世界を築いた作家として知られ、本作にもその詩情豊かな表現が端正に表れています。 画面には鉢に盛られたぶどうが描かれ、器からこぼれる二粒の果実が、簡潔な構成のなかにさりげない動きと印象的な余韻をもたらしています。粒の丸みや重なりは、メゾチント特有のやわらかな明暗によって繊細に浮かび上がり、果実のみずみずしさと静かな緊張感が感じられます。余白を生かした落ち着いた画面には、浜口陽三ならではの沈黙と気品が漂い、身近な静物を詩的な存在へと昇華しています。本作はレゾネNo.45、限定50部・本人サイン入りの作品であり、1957年の第4回サンパウロ・ビエンナーレに出品され、日本人として初めて版画大賞を受賞した記念碑的作品としても知られています。