猫と二人の少女
フジタ財団とフランスのADAGP(造形美術著作権団体)監修のもと、藤田の没後50年を記念して制作された複製版画です。原画は1953年に描かれた油彩作品となっており、背景の街並みや少女たちのドレスはどこかクラシカルで古き良きパリの姿を彷彿させます。セピア色の全体像もあいまって、本作からは次第に遠くなるエコール・ド・パリへの愛惜を感じ取ることができます。
技法 | シルクスクリーン (複製版画) |
---|---|
画寸 | 29.5 × 38.0 cm |
制作年 | 2018年 |
版数 | 37版37色 |
限定部数 | 300 |
サイン | 刷り込みサイン |
承認 | ©Fondation Foujita / ADAGP Paris & JASPAR Tokyo 2018 |
原画 | 1953年製作 |
工房 | K.T.M. printers, Kyoto, |
在庫状況 | 在庫あり |
相場に合わせた適正価格で販売!
藤田嗣治について
東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、モディリアニらとともにエコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。とりわけ、裸婦に代表される「乳白色の肌」の優美な美しさは、多くの人々の心をとらえました。その後中南米を旅行して日本に帰国し、二科展で活躍するとともに、第二次世界大戦中は戦争画も描きます。大戦が終わるとフランスに戻り、やがて帰化して、再び日本の土を踏むことはありませんでした。