作品番号:0012195

浜口陽三 Shells

作品画像

浜口陽三「貝」メゾチント

作品の詳細

技法

メゾチント

画寸
29.5 × 44.5 cm
レゾネ No.
No.91
制作年
1960年
限定部数
50
サイン
本人サイン
在庫状況
在庫あり
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作品の解説

浜口陽三を代表するメゾチント技法によって制作された版画作品です。
メゾチントは、銅版の表面を細かく刻み、暗闇から光を浮かび上がらせるように表現する高度な技法で、浜口はこの分野において世界的な評価を確立しました。
本作では、静かに置かれた一枚の貝が、深い黒の背景の中から柔らかな光を帯びて現れ、貝殻の曲線や質感が極めて繊細に描き出されています。
浜口陽三は、対象を過度に装飾することなく、その形と存在感を研ぎ澄まされた画面構成で表現する作家です。
《貝》においても、モチーフは最小限でありながら、メゾチント特有の豊かな階調によって、時間の堆積や静謐な空気感までもが画面に封じ込められています。
鑑賞者は、闇の中から立ち現れるかすかな光を追うように、自然物の持つ普遍的な美と向き合うことになるでしょう。
静かな余韻と深い精神性を備えた一枚です。

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